Kinsella Estatesのワインを楽しんでいる人達を見る事が私の至上の喜びであり、全く別の角度から友情が芽生え新たな慶びへと繋がっていく。

全てのストーリーは私の友人達を通して始まります。

友人が私の味覚を試すように注いでくれた１９８２年のボルドーワインを味わった時、友人がカリフォルニア州のワインカウンティーは素晴らしいと話てくれた時、友人からプライベートプロパティーを案内され、その土地がたまたま売り地になったと知った時、友人を通して凄腕のワイン・メーカーであるトーマス・ブランにお会いした時、ナパ・バレーとソノマ・バレーで会った友人達とワイン、食事を楽しみながら素晴らしい友情を分かち合った思い出の数々。私を囲む素晴らしい友人達との出会いによってKinsella Estatesが誕生しました。

創立者のケヴィン・キンセーラ（Kevin Kinsella）はアメリカでプライベート・ベンチャー・キャピタルAvalon Venturesを創立。経営者でもあります。

Kevinは世界で有名なマサチューセッツ工科大学（MIT）で経営科学の学士号をとり、副専攻で電気工学と政治学を学びます。その後ジョーンズ・ホプキンズ大学（Johns Hopkins）で国際関係論を学び、スイスのストックホルム大学ではRotary国際団体のプログラムを通し政治経済学を勉強します。彼はトニー・アワードを２回受賞しています。その２つとは２００６年に大ヒットしたブロードウェイのミュージカル 、ジャージー・ボーイズ（Jersey Boys）と、２０１２年にノミネートされたロックミュージカルのジーザス・クライスト・スーパースター（Jesus Christ Superstar）。この作品をプロデュースする上での投資家でした。

今までのビジネスを通して研ぎ澄まされた自分の直感 を信じ、ケヴィンは２００７年にソノマ・カウンティーのドライ・クリーク地区西端にある約１４７０坪（１２エーカー）の葡萄畑を購入します。そして

彼の哲学『go with the best people you can』可能な限りベストな人と歩め、を基にワインメーカーにはトーマス・リバース・ブラウン（Thomas Rivers Brown）を迎えます。

ワインメーカーのトーマス・ブランはカリフォルニアワインシーンから絶対に外せない存在です。滅多に満点を輩出しない世界で最も愛読されているワイン雑誌『ワインスペクテイター』からも１００点を獲得する過去の持ち主。そして世界で一番高額で取引されているナパ産のワイン、スクリーミング・イーグルの元ワインメーカーでもあります。今現在コンサルタント契約数は４０件あまり。

トーマスはサウス・コロラド州出身。バージニア州で大学時代で出会ったガールフレンドのお父様がワインの愛好家で影響を受けます。卒業後、レストランでウェイターをしていましたがそこで直ぐにワインディレクターとして責任を任されます。トーマスはフランスのローヌやブルゴーニュを訪問し、１９９６年にナパ・バレーの北部にあるカリストガ地区へ引っ越しAll Seasonsというワイン店で働き始めます。そこでワインメーカーEhren Jordan（Turley Wine Cellars）とFred Schrader（Schrader Cellars） に出会い彼の運命はワインメーカーとして切り拓かれます。

Kinsella Estateの１２エーカーの葡萄畑はオーガニック栽培を取り入れています。３つの畑　Tamara Vineyard、 Jersey Boys Vineyard 、Spencer Vineyardという名前の区画に分けられそれぞれ細かく管理されています。畑の管理はナパネイティヴのジョッシュ・クラーク（JOSH CLARK）。二世代目の葡萄栽培家として活躍しており、父親から受け継いだClark Vineyard Managementという葡萄管理のチームを持っています。３歳から葡萄畑で遊び両親の仕事を引き継いだジョッシュの才能が十分に発揮されています。

人とのつながりをとても大事にするケヴィンは言います。『Su Una Stretta di Mano：握手を通して』。世界で大ヒットしたジャージー・ボーイズの台詞にも使われている言葉です。Kinsella Estateでは卓越したカベルネ・ソーヴィニョン主体のワインを作り続けています。

ワイナリー名

KINSELLA ESTATES（キンセーラ・エステイト）

創立者

Kevin Kinsella（ケヴィン・キンセーラ）

ワインメーカー

Thomas Rivers Brown（トーマス・リバース・ブラン）

葡萄栽培家

Josh Clark （ジョッシュ・クラーク）

ぶどう栽培地域（AVA）

Dry Creek Valley（ドライ・クリーク・バレー）

産地

Sonoma Valley（ソノマ・バレー）

Kinsella Estates is an organically farmed vineyard situated in a private valley in the foothills of the western edge of Sonoma’s Dry Creek Valley. Elevated 500 feet above the Russian River, the valley enjoys a warm climate that virtually never sees winter frost. The hills even harbor occasional citrus trees. The East-West running valley is planted with 12 acres of cabernet sauvignon vines on the steep eastern hillsides composed of loamy, metamorphic soil. The valley drains a large watershed where a winter stream rapidly fills up Spencer Lake which provides irrigation water in summer. The Kinsella Estates vineyard is composed of three blocs: The Tamara Vineyard, a steep-sloping two acre, 17 year old parcel, wedged in between an arroyo and a knoll of Spanish oaks; the six acre Jersey Boys Vineyard and the four acre roadside Spencer Vineyard. The arroyo that runs between Jersey Boys and Spencer vineyards feeds the lake. In the summer of 2008, the latter two blocs were ripped out and replanted with four different clones of cabernet sauvignon, handpicked by our winemaker, Thomas Rivers Brown. Also, two thirds of an acre of Wente clone zinfandel was planted, as well as eight rows of petit verdot. All Kinsella Estates wines are produced from organically grown grapes, grown without pesticides or herbicides.

Apart from the 12 acres of vines and the lake, the 75 acre Kinsella Estates property is heavily wooded with Spanish oaks (festooned with Spanish moss) which give way to Giant Coastal Redwoods and Sequoias as one migrates toward the north side of our hill. We have plenty of diverse fauna: gray squirrel, raccoon, skunk, wild pig, bobcat, gray fox, possum, coyote, deer and the occasional rarely seen cougar. Underfoot we have gopher, two species (Western Diamondback and Timber) of rattlesnake, black racers and gopher snakes. In the sky, turkey buzzard, raven, red-tailed hawk, barn owl and an occasional golden eagle.